2017年3月に日本大学芸術学部の文芸学科を卒業し、4月にバークレイグローバルコンサルティング＆インターネット株式会社（略称BGC&I）に入社したかえでによる「かえでの新卒奮闘記」です。

入社したのは2017年4月4日。
あっという間に半年が経とうとしています。

最終面接のときに「大学でことばについて学んできたので、もし機会があれば文章を書きたい」とお話ししたのを
社長が覚えていてくださり、こちらで【日芸2017新卒「かえでの新卒奮闘記」】を連載させていただくことに
なりました。緊張しますが、嬉しいです。よろしくお願いします。

今回は、私がBGC&Iに入社するまでのことを振り返ってみようと思います。

私が本格的に就職活動を始めたのは、4年生の1月末でした。
一般的な新卒の就職活動は3年生の3月に始まるので、1年近く遅いスタートということになります。
それまでは、ただぼんやりと「何かをつくる仕事がしたい」とだけ思っていました。

1月に卒業が確定し、「何かをつくる仕事」の「何か」をはっきりさせなくては、と思っていたとき、
ふと毎日何気なく使っているwebに関心が向きました。
webは、端末と回線があればどこからでも情報が得られ、また、どこからでも発信できます。
私は地方で育ったので、その利便性や魅力を強く実感する機会に恵まれていました。
そのことを思い出し、「web制作の仕事がしてみたい」というところに思い至りました。

ただ、その頃にはもう新卒採用の求人も少なくなっていたので、中途のみ募集している会社も視野に入れて
活動することにしました。
もちろん、中途採用枠で就労経験のない未経験者がクリエイティブ職に就くのは簡単なことではありません。

BGC&Iの求人広告を見つけたのは、正社員での就職を諦めかけていた頃でした。

「Webデザイナーってかっこいい！でも経験ないし・・・」と思っている方も安心してください。
当社なら、今からでも十分Webデザイナーを目指せます。 誰だって、最初は未経験なんです。

求人広告のこの言葉に、私は少し救われました。
早速エントリーすると、数日後に書類選考通過のお知らせが届きました。

一次面接では、とても丁寧に業務の説明をしていただき、雰囲気のいい会社だなと思いました。
社内のBGMがよく聞こえる場所での面接で、偶然好きな曲が流れ、緊張と高揚で変な気持ちになったのを
覚えています。

社長面接では、業務のことはもちろん、学生生活や出身地のことなど、様々なお話をさせていただきました。
テンプレートな質問より、素の人柄を見るための面接だったように思います。
求人広告の通り、未経験でも努力できるのであれば歓迎する、入ってから成長していってほしいということで、
熱意とポテンシャルを評価していただき、2017年の3月半ばに内定をいただきました。

半月後、私は大学生から社会人になりました。

入社当日のことは、正直なところ、緊張していてあまり覚えていません。

新入社員は私一人なのではないかと思っていましたが、歳の近い女の子が同期入社で、少しほっとしました。
話してみると、彼女は沖縄の人で、沖縄オフィスで働くことが決まっているとのことでした。
すぐに仲良くなりましたが、1か月東京で研修を受けたら沖縄に帰ってしまうのが決まっていたので、
最初から少し寂しかったのを覚えています。
彼女は現在沖縄に帰って働いていますが、今も親しくしています。
互いに切磋琢磨して成長できる、ライバルのような関係です。

そうして、私のBGC&Iの一員としての日々が始まりました。
この続きは、また次の記事で。

（かえで）